ネズミ引越


ねずみ駆除:クマリンの効果とは

 

ねずみ駆除用品として市販されている殺鼠剤の多くは、主にクマリンという物質が含まれている殺鼠剤です。

 

これは血液の抗凝固作用を促す効果があります。

 

人間がそうであるように、動物も、出血した時には血液が固まって傷口が塞ぎますが、クマリンはその働きを阻害します。

 

つまり、一度出血したら、なかなか血が止まらないことになります。

 

 

ねずみがこれを数日〜1週間、少量ずつ継続して摂取することによって効果が蓄積し、ゆるやかに致死へと至ります。摂取してもすぐに中毒症状が出ないため、ねずみは毒であることに気づかず、死に至るまで摂取し続けます。

 

遅効性ですが、効果が出れば間違いなく死に至るのが特徴です。

 

 

クマリン系殺鼠剤は、ねずみ以外の動物や人間にはほぼ無毒で、安全性が高いとされています。間違って摂取したとしても、よほど大量に摂取しない限り、死に至ることはありません。

 

 

ただ、近年では都市部を中心に、このような市販の殺鼠剤が効かないスーパーラットと呼ばれるねずみも増えてきています。

 

なかなか毒エサを摂取してくれないうえに、摂取しても効かないという厄介なねずみです。

 

こうしたねずみは市販の殺鼠剤では対処が難しいので、プロのねずみ駆除業者に相談した方がよいかもしれません。

 

ねずみ駆除と負担

 

ねずみ駆除にかかる負担は、経済面と衛生面の二つがあります。

 

まず経済面では建物や家具が噛みちぎられて被害を受けます。食品が一部でも食われたら、まわりの食品も不衛生になっている可能性が高いので全て捨てなければならない可能性もあります。

 

電化製品のコードを噛みちぎられる被害もあります。ねずみのせいで電気ケーブルがショートして火災になるというケースもあるので、注意が必要です。

 

もう一つは衛生面の負担です。ねずみから人間への感染経路は、噛まれる、糞や尿から、寄生虫を通して、という3つがあります。

 

多いのは鼠咬症(そこうしょう)という病気で、寝たきりの高齢者や赤ちゃんが感染することが多いです。

 

ねずみに噛まれてから5〜14日経つと悪寒を伴う発熱が起こります。関節痛や発疹が全身に現れることもあります。

 

糞尿からは、サルモネラ症やレプトスピラ症が起こります。

 

どちらも細菌感染で、腹痛、下痢、嘔吐などの急性の症状が起こります。レプトスピラ症は症状が重い場合には、黄疸、肝機能障害、出血、などが起こります。

 

ねずみ駆除にかかる料金は、戸建て住宅で12〜25万円、マンションやアパートの集合住宅で30万円からが相場です。他の負担を受ける前に、検討してみましょう。

 

 

 

2回目の依頼を狙ってねずみを逃がす悪徳業者

 

ねずみ駆除の専門業者が、必ずしも優良店ばかりとは限りません!
実はねずみ駆除の専門業者の中には、悪徳業者も紛れているので注意が必要です。

 

特に悪徳業者の中でも、厄介なのが『2回目の依頼を狙ってねずみを逃がす業者』です!
これは、素人には全くわかりません!

 

信頼している業者さんに、まんまと裏切られることになってしまうので、騙されたことにも気づいていない人も多いと思います。
しかし、こうした悪徳業者には特徴があります。

 

通常、優良なねずみ駆除の業者の場合は、『再発した場合の保証期間』というのがあるのです。
再発した場合、一定期間であれば、無料で対処してくれるという品質保証サービスです。

 

しかし、2回目の依頼を狙ってねずみを逃している業者の場合、こうした無料の保証期間を設けていないことが多いのです。
1回の駆除費用は普通ですが、2回分の駆除費用を狙っているので、結局は悪質です。
こうした悪徳業者がいるので、なかなかねずみ駆除をしても、完全にはなくならないと思い込んでいる人もいます。

 

確かにねずみは厄介ですが、それ以上に悪質な悪徳業者の暗躍によって、大きなトラブルに悩まされている人もいます。
悪徳業者に当たらないようにするためには、やはり再発保証をしている業者を選んだ方が安心です。

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