ネズミ駆除:市役所で相談してもOK?
いまでこそペストなどの危険性は日本において少なくなっていますが、海外から様々な物が流入してくる中で、新たな病原菌も見つかっています。
それらがネズミを外界して蔓延するということは少なくないと、歴史も語っています。
そうでなくとも鼠咬症やレプトスピラ症、サルモネラ症、ツツガムシ病や発疹熱などを人に発症させる危険性は持っているのがネズミです。
国民の衛生的で安全な生活を脅かすものとして、行政もネズミの被害を深刻にとらえています。そこで地方自治の中で、その相談窓口を作っています。
市役所や区役所、町役場といったいわゆる「役場」と言われるところには、保健福祉衛生課感染症対策係やネズミ駆除相談窓口といった名称で利用できるようになっています。
地方自治の範疇ですのでm名前こそそれぞれ違う可能性がありますが、総合窓口などにその旨を伝えると適切な課を教えてくれます。
そこではネズミ駆除に関して必要な知識や対策方法を教えてくれますし、必要であれば駆除業者の紹介もしてくれます。有益なパンフレットを配布しているところがほとんどですので、それを参考にするのも良いでしょう。
まずは最寄りの役場に出向いてみましょう。相談してもOKなのです。
クマリンが効かないスーパーラット
ネズミ駆除で最強の敵と言われているのが『スーパーラット』の存在です。
スーパーラットは毒餌が効かない最強のネズミと言われており、プロのネズミ駆除業者であっても手を焼きます。
毒餌が効かないなんて、びっくりですよね~。
でも、スーパーラットは増えているようですので、やはりクマリン系の殺鼠剤を使ってみても、あんまり効果がないと思った時には、スーパーラットを疑ってみても良いと思います。
通常、クマリン系の殺鼠剤は、1週間くらいで効果が表れます。
早い場合は、3日程度で毒の効果が現れます。
そのため、最低でも、1週間くらいはクマリン系の殺鼠剤で様子を見た方が良いと思います。
ただし、クマリンを使用して、2週間や3週間経っても、ネズミの数が減る気がしないとか、全く効果がない場合は、スーパーラットの可能性があります。
スーパーラットにはクマリン系の殺鼠剤は効果がないことがありますので、その場合は、スーパーラットでも殺せるリン化亜鉛系の殺鼠剤に毒餌を変えてみるのも一つの方法です。
リン化亜鉛系の殺鼠剤だけが、毒餌の中では、スーパーラットに有効と言われていますので、気になる人は、リン化亜鉛系の殺鼠剤を探してみることをおススメします。
出てからじゃ遅い!飲食店のネズミ駆除
ネズミ駆除は飲食店の場合、死活問題に関わります。
そのため、飲食店の場合は自分でどうにかネズミ駆除をするのではなく、ちゃんとした業者に依頼をすることをおススメします。
ネズミが出てしまうと、飲食店の場合、最も最悪なのは、やっぱり『行政処分』を受けたり、『風評』によって客足が途絶えてしまうことです!
営業停止処分にはいつか終わりがありますが、一度ネズミが出た不衛生な店というレッテルは、なかなか消えないからです。
結果的に、ネズミが出たことによって客足が途絶えてしまえば、お店自体が潰れてしまいます。
行政処分を受けてしまった店が、もう一度繁盛店に変わる可能性は、限りなく低くなってしまいます。
そのため、飲食店は『ネズミが出てからじゃ遅い!』という感覚を持つべきです。
ネズミに悩まされている飲食店は多いと思いますが、やはりネズミがキッチンをうろちょろとしたり、食材に手を出すことによって、人間への健康被害の問題なども懸念されます。
ネズミがペタペタと触った食材やキッチン用品で料理を作れば、当然色々な菌に汚染されてしまい、体調不良を起こす人が出てきてもおかしくありません。
そうなる前に手を打たないといけません。